事故車、修復歴車をなるべく高く売るためには!


事故車
<出典 : http://www.carlife-hobby.com/degree.html>

正確に言うと自動車査定の業界に「事故車」という言葉はありません。

査定時には、その車の「修復歴」が有るか無いかの判断がなされ、もし修復歴があれば「修復歴有り」の車として売られることになります。

修復歴については、日本自動車査定協会、自動車公正取引協議会、日本中古自動車販売協会連合会で基準が設けられており。この基準に該当する車が「修復歴有り」ということになります。
(詳しい修復歴車の定義は、事故車、修復歴車を見分ける方法で解説!)

一般的にいわれている事故車というのは、この修復歴車の俗称として使われることが多く、いくら事故を起こそうとも、小さなキズがついた程度では事故車とは呼ばれません。

修復歴車をディーラーの下取りに出してはいけない

一般的に修復歴車は中古車市場での価格が大幅に下落しますので、当然下取り、買取の市場でも査定額は低くなってしまいます。

ただいくら修復歴車といえども、できることなら少しでも高く買い取ってもらいたいものです。

そうなると、まず修復歴車をディーラーへ下取りに出すのはあまりおすすめできません。

ディーラーはメーカーの新車を販売することを主な業務としているため、下取りした車を転売するルートをあまり持っておらず、基本的にはオートオークションへ出品するかスクラップしてしまうことがほとんどです。

特に修復歴車の場合、転売するとトラブルなどのリスクを抱えることもあり、ディーラーでは修復歴車の転売は行わず、ほとんどがスクラップとなります。

そのため、ディーラーでは修復歴車に対して高い下取り額を付けることはできず、

「0円で引き取ります」
「こちらで処分しときます」

などと言われるのがオチです。

また、一見高額な下取り額を提示してきたとしても、新車の値引き額を抑えることによって相殺している可能性が高いでしょう。

一括査定で修復歴車を高く買い取ってくれる所を見つける

修復歴車は基本的にディーラーではなく車買取店に買い取ってもらいます。

ただ修復歴車の場合、すべての車買取店が値段を付けてくれるわけではなく、修復歴車は扱わないといった所もありますので、インターネットの無料一括査定などを利用して複数の買取店へ査定をしてもらいましょう。

中には修復歴車の買取を得意としていたり、それを専門としている業者もあります。

修復歴車が買取店で売れる理由として、日本車は海外ではとても人気があり、修復歴車といっても少し修理すればまだ走るような状態の場合は海外に売ってしまうことができます。

また、仮に修理をしても走ることができないような車だとしても、その中で使えるパーツだけを取り外して使うこともできます。

中古車の大手買取、販売店などは世界に幅広い流通ネットワークを持っているため、このような修復歴車も買い取ってくれるようになり、廃車にするしかないと思っていた車が5万、10万で売れる可能性がある時代なのです。

水没車、炎上車などの取扱について

修復歴車とは少し異なりますが、洪水などで水没してしまった車や、漏れたガソリンが引火して炎上してしまった車なども買い取ってくれる可能性はあります。

水没の場合は程度にもよりますが、タイヤやマフラーの排気口ぐらいまでの水没ならば、解体して使えるパーツもあるため値段が付くかもしれません。

ベルトライン(窓の下)ぐらいまで水没してしまった車は、エンジンルーム内にも水が入り込んでしまっており、ほとんど使えるパーツがありませんので、買取価格にはほとんど期待できないでしょう。

一方炎上車の場合、車の一部が燃えてしまっただけならば値段が付く可能性もありますが、車体全体が丸焦げになってしまうとほとんど使えるパーツがなくなり、良くても無料で引き取ってもらう程度です。


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