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交通事故を防ぐために、夜間はヘッドライトをハイビームにすべき?

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<出典 : http://www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_23600.html/27716>

2016年9月21日から始まった秋の交通安全運動における重点目標は、「夜間走行時のハイビームの使用」となったようです。

先日の読売記事によると、

「車にはねられた去年1年間の全国の死亡事故625件のうち、96%のライトがロービームだったことが警察庁の調べで分かった。同庁はハイビームを使っていれば防げた事故もあるとみており、21日から始まる秋の全国交通安全運動の重点項目としてハイビーム使用を呼びかける。」

とのことです。

しかし、この記事を読んで、ほとんどの方が大きな疑問を持ったのではないかと思います。

私も、

「現状、夜間でもほとんどの車がロービームで走っているため、96%のライトがロービームだったというのは当たり前のことでは?」

「たしかにハイビームを使っていれば防げた事故はあったかもしれないが、逆に頻繁にハイビームとロービームを切り替える作業が発生することによって、新たに発生する危険もあるのではないか?」

などという疑問が湧きました。

そこで、夜間のヘッドライトのあり方について調べてみました。

通常はハイビームを使用するのが基本

ハイビームは別名「走行用前照灯」、そしてロービームは別名「すれ違い用前照灯」といい、名前からも分かる通り、実は通常走行時にはハイビームを使用するということが前提となっています。

現に、道路交通法第52条で、通常走行時には原則ハイビームを使用し、対向車や前を走る車がいる場合には、運転の妨げにならないように減光する、と定められており、私たちが通常走行時からロービーム、すなわち減光モードで走行していることについては、法律上は間違っているということになります。

実際、ハイビームは前方100mを照らすことができるのに対し、ロービームは前方40mしか照らすことができず、歩行者に気づいた時には時すでに遅しといったことにもなりかねない距離です。

また歩行者の側から見ても、ハイビームで走行してくる車は遠くにいても見つけることができるのに対し、ロービームで走行してくる車は近くに来ないと見えないため、ハイビームの方が2重の意味で安全性が高くなります。

以下にハイビームとロービームの安全性を比較した動画がありますので、一度ご覧になってみて下さい。

<出典 :https://www.youtube.com/watch?v=7mVuCvacwLM>

96%という数字にあまり意味はないにせよ、やはり夜間にロービームで走行するのは危険が伴うというのが分かるかと思います。

交通量の多い都市部などではどうする?

だた、通常走行時をハイビームにする場合、特に交通量の多い都市部では、ハイビームとロービームとの切り替え作業を頻繁に行わなければいけません。

また、対向車が来ているにもかかわらずハイビームのまま切り替えを忘れることにより、対向車にとっては自分の車が目くらましの存在となり、事故を誘発してしまうという新たなリスクもあります。

現に、夜間はハイビームを使用すべき、との問いかけに、

「ハイビームはまぶしする」
「ハイビームにしていると因縁をふっかけられる」
「都市部を走行する時、切り替えに気を取られて他のことに目がいかなくなる」
「夜間にサングラスをかけないといけなくなる」

などの批判の声も出ています。

やはり、ハイビームとロービームとの切り替えがネックとなっているため、なかなか夜間ハイビームで走行するのをためらう方が多いのはないでしょうか。

切り替え作業がいらない新しいヘッドライト技術の開発

この切り替え作業をなくすため、近年は新しいヘッドライト技術の開発が急速に進められているようです。

近年導入が進んでいるのが、前の車や対向車などを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替える機能です。

トヨタ自動車が開発した「オートマチックハイビーム」は、30km/h以上の速度で動作し、対向車の有無によってハイビームとロービームを切り替える機能ですが、2017年までに発売するすべての車種に導入予定の衝突安全パッケージ、セーフティセンスの中に含まれています。

また、さまざまなセンサーを活用し、対向車を照らす場所だけをロービームにするという技術も生まれています。

Audiが開発した「マトリックスLEDテクノロジー」は、多数のLEDヘッドライトで構成されており、対向車や前方を走る部分だけをロービームに切り替え、それ以外の所はハイビームで照らすことができます。

国内メーカーでは、マツダ「ALH(アクプティブ・LED・ヘッドライト)」が、4ブロックに分かれたLEDの光量を個別に調整することができ、対向車や前方を走る車を検知したライトはロービームに切り替わります。

今後は、これらの技術が当たり前となり、ヘッドライトの切り替え作業をせずとも常にハイビームで走行できるようになれば、夜間の交通事故は減少するかもしれません。

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この記事を書いた人

中古車販売店で10年以上の実績を持ち、
中古車業界の内情や車の値付けについて精通しています。

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