レギュラー、ハイオク、軽油の違いとは!


ガソリンスタンド
<出典 : http://www.nisshin-kanko.co.jp/blog/king-hisayama/2016/01/06/%E3%82%AC%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%B3/>

ガソリンスタンドで給油をする時、レギュラー、ハイオク、軽油と3種類の給油ノズルがあるかと思います。

一般的には赤色のノズルがレギュラー、黄色のノズルがハイオク、緑色のノズルが軽油となっています。

これらの違いですが、まずガソリンというのはレギュラー、そしてハイオクです。軽油はガソリンではありません。

自動車燃料

レギュラーとハイオクの違いとは

ガソリンはレギュラー、ハイオクに分けられます。

ほとんどの方は給油する時にレギュラーを入れており、ハイオクは高級車に入れるイメージを持っている方も多いと思いますが、レギュラーとハイオクの違いはオクタン価です

オクタン価とは「燃料の燃えにくさ」のことで、オクタン価が高いほど燃料は燃えにくくなります。

レギュラーとハイオクのオクタン価

種類 オクタン価
レギュラー 89.0以上
ハイオク 96.0以上

ではなぜハイオクが必要なのでしょうか。

エンジンは、ガソリンと空気を混ぜた混合気を圧縮し、その圧縮した気体を爆発させることによってピストンを動かし、そのピストンの上下運動を回転運動に変えることで駆動力を生み出しています。

高級車やスポーツカーなどは高出力のエンジンを搭載しており、普通のエンジンよりも圧縮、燃焼の力が強くなっています。

高圧縮、高燃焼のエンジンは、ノッキングと呼ばれる本来の点火時期よりも早く爆発してしまう異常燃焼が起きやすく、これを防ぐために燃えにくいガソリンを使うのです。

よってハイオクを使用するのは、高出力エンジンを搭載している車種に限られるため、高級車=ハイオクといったイメージはあながち間違ってはいません。

ハイオク仕様の車にレギュラーをいれたからといってエンジンが壊れてしまうことはありませんが、出力が低下し、エンジンの性能をフルに発揮することができません。

十分な加速ができなかったり、燃費が悪化するだけでなく、レギュラーを入れ続けてエンジントラブルを起こすと、メーカー保障の対象外となる可能性もあります。

ハイオク仕様の車であることは取扱説明書に必ず記載されていますが、わざわざ取説なんか読まないという方は、担当の営業マンに必ず確認しましょう。

ガソリンと軽油の違いとは

レギュラー、ハイオクがガソリンなのに対し、軽油はガソリンではありません。

元は同じ原油ですが、原油を加熱、蒸留する時の採取温度が異なり、ガソリンは30℃~230℃といった比較的低い温度の蒸気を採取するのに対し、軽油は140℃~380℃といった高い温度の蒸気を採取します。

よってガソリンは常温常圧で燃えやすいのに対し、軽油は常温常圧ではあまり燃えず、高温高圧で燃えやすいといった特徴があります。

軽油は主にディーゼルエンジンで使用されています。

ただ軽油をそのまま燃焼させると、PM(粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)などといった有害物質が排気ガスとして放出されてしまいますので、排気ガス処理技術によって有害物質を取り除き、有害物質の排出を抑えたクリーンディーゼル車が登場しています。

ガソリンと軽油を入れ間違えるのは危険です。

ガソリン車に軽油を入れてエンジンをかけると、ノッキングを起こし、黒煙が上がり、最終的にはエンジンが停止します。

エンジンをかけただけの場合は、エンジンオイル、点火プラグ等の交換だけで済みますが、実際にエンストを起こすと、エンジンの分解調査などが必要になり修理代が高額になる可能性もあります。

ディーゼル車にガソリンを入れてエンジンをかけると、ノッキングを起こし、白煙が上がり、最終的にはエンジンが停止します。

こちらは、エンジンををかけただけでも燃料噴射ポンプ、噴射ノズルなどの部品が破損し、高額な修理代がかかるおそれがあります。

ガソリンと軽油の入れ間違いは良く起こることで、軽自動車に軽油を入れたり、ディーゼル車にレギュラーを入れたりといった間違いは十分に考えられます。

自分では注意していても、ガソリンスタンドのアルバイトが入れ間違えたりといったこともあります。

エンジンをかけた時に違和感があれば、そのまま走らず、いったんエンジンを停止させましょう。

仮に誤給油をしてしまった場合、直ちにガソリン(軽油)を抜き取り、タンク内を洗浄する必要があります。

自分で間違えそうだと自覚している場合、予防策として、給油口に給油するノズル色のステッカーを貼っておくと間違えが起こりにくくなります。


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