親から車をもらった時の注意点! 自動車保険や税金、名義変更など
<出典 : www.dreamer-net.co.jp/blog/2017/05/23/おじいちゃんの車/>
親から車を譲り受けた場合には注意しておきたい点がいくつかあります。
税金や保険から車の名義など家族間での譲り受けだからこそしっかりしておきたいものです。
中には後々問題となるケースもあることから親子間での車の譲渡をこれからしようと考えている場合には頭に入れておきたいですね。
ここでは車を貰う場合の注意点や対策を詳しく見ていきましょう。
車の名義変更と相続税の関係
親から車を貰った場合、本来は貰い受ける子供の名義に変更する必要があります。
車には所有者が車検証に設定されており、それを明確にするために所有権の移転は親子間であっても最初に行うべき手続きと言っても良いでしょう。
名義変更は譲渡証明書などの必要書類を揃えて管轄の陸運局に申請するだけですので、個人でも簡単に行うことが可能です。
しかし車を貰う行為は場合によっては贈与税が発生するケースがありますので注意も必要で、不安であれば知り合いの税理士などに相談してから手続きを行うのも一つの手ですね。
ただより高いものは無いと昔から言いますが、親から車を貰う際には贈与税についても事前にクリアにしておくことをおすすめします。
贈与税が発生するケースを検証!
車を貰う場合に最初に注意しておきたいのが税金で、親から子への譲渡に関しては贈与税があてはまるでしょう。
車が親の名義であればまぎれもなく親の財産として認識されていますので、これを貰えば生前贈与と同じ扱いになり、車の評価額によっては贈与税を支払う必要があります。
贈与税には110万円の基礎控除額が設定されていますので、貰い受ける車の評価額が110万円を下回れば贈与税は発生しません。
評価額を知るのに最も一般的な方法は中古車買取店などで査定をしてもらうことですが、複数の業者で査定することで評価額の安値を把握することができます。
売却ならば高い評価額を求めますが、車を貰う場合には110万円を下回る評価額を求める必要があります。
贈与税がかからない方法はある?
せっかく親から車を貰うのに税金がかかっていては元もこうもないと考えるのはいたって普通のことで、できれば相続税を支払わずに済む、もしくは発生しても少額に抑えたいと思うものです。
車の名義変更をすることで贈与税の発生が確実であれば、名義変更をしないことも選択肢として考えておくべきでしょう。
名義人は親のままで子供に貸与する形をとれば譲渡ではないので贈与税は発生しませんし、名義変更の手続きに出向く必要もありません。
この場合に関連付けて考える必要があるのが自動車保険で、車の所有者と使用者が違うことになるため、等級の引き継ぎが可能か変更が必要かを保険会社に確認しておくのがおすすめです。
名義変更をする場合の必要書類
車の名義変更は業者に依頼するのがもっぱらですが、個人でも簡単に手続きを行うことができます。
親子間での名義変更であれば一緒に行動することが可能ですし、短時間で済ますことも可能ですね。
陸運局で訂正を求められることも想定して実印は持参することをおすすめします。
【新所有者】
・印鑑証明書(発行日から3ヶ月以内)
・車庫証明書(発行日から1ヶ月以内)
・手数料納付書
・申請書
【旧所有者】
・譲渡証明書(実印必須)
・印鑑証明書(発行日から3ヶ月以内)
・委任状(同行の場合は必要なし)
・自動車検査証
・自動車税・自動車取得税申告書
自動車保険の扱いについて
親から車を貰った際に忘れていけないのが自動車保険への加入ですが、同居の親子間での名義変更時は等級の引き継ぎも可能となっています。
等級が高い場合は新たに保険に入るよりも保険料の割引などで大きなメリットを享受できますが、親と子が別居の場合は保険そのものを引き継ぐことができません。
保険を引き継ぎたいのであれば事前にしっかりと車の譲渡計画を立てる必要があり、保険会社からアドバイスを受けて経済的負担を下げることもおすすめですね。
保険引き継ぎの際の手続きは保険代理店に連絡して必要事項を記入するだけですので非常に簡単です。
またダイレクト型自動車保険の場合は会社に電話で問い合わせをするだけで完了するので煩わしさは一切ありません。
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