車両保険は必要? おすすめの車両保険のかけ方
<出典 : http://carpointbig.co.jp/insurance/>
車両保険は、事故の時に自分の車を補償する保険ですが、全体の加入率は50%~60%程度と言われています。
確かに「対人賠償保険」や「対物賠償保険」に入っておけば、万が一の時に他人に対する補償はカバーすることができますが、車両保険に入っていなければ、自分の車が大破してしまってもその補償はありません。
一方、車対車、単独事故、自然災害などすべてを補償する「一般車両保険」に入った場合は保険料は高くなってしまいます。
では、そもそも車両保険には入る必要があるのでしょうか。
そして、入るならどのようなかけ方をするのが一番コストパフォーマンスが良いのでしょうか。
ここでは車両保険のおすすめのかけ方について解説します。
車両保険の加入は車の時価で判断する
車両保険は自分の車の修理代を補償するものですが、補償額は各保険会社で定められている「自動車保険標準価格表」を元に決められます。
そしてこの自動車保険標準価格表は、簿価や時価などの基準を根拠に算定されているため、グレードが低く、年式が古い中古車などの場合、仮に全損になったとしても受け取る保険料は安くなります。
そこで、まず車両保険の加入は、自分が乗っている車の時価で判断しましょう。
新車を買ったならば車両保険は必ず入るべきですし、中古車でも、価格が100万以上するものを買った場合はとりあえずは車両保険に入っておいたほうが良いでしょう。
次に、入る車両保険の補償内容についてです。
一般車両保険 | エコノミー+限定A | エコノミー | 限定A | |
---|---|---|---|---|
車対車 | ○ | ○ | ○ | |
単独事故 | ○ | |||
当て逃げ | ○ | |||
火災、水害、盗難、爆発 | ○ | ○ | ○ |
車両保険に入るならば、一般車両保険、もしくはエコノミー+限定Aがおすすめです。
一般車両保険は、車対車、単独事故、当て逃げ、火災、水害などの自然災害をすべて網羅している代わりに保険料が高く、エコノミー+限定Aは保険料が安くなりますが、単独事故や当て逃げが補償されません。
そこで、車の時価によって補償内容を調整していくことをおすすめします。
以下におすすめの例を2つほど挙げておきます。
新車~3年目 | 一般車両保険 |
3年目~7年目 | エコノミー+限定A |
7年目以降 | 車両保険なし |
まず新車を買ってから3年目までは単独事故を含める全てを網羅した一般車両保険をかけます。
確かに保険料は高くなりますが、新車をぶつけたにもかかわらず保険金がおりないといった最悪の事態は回避しなければいけません。
(以下で説明しますが、保険料を抑えるために、免責金額を大きくするという方法もあります。)
1回目の車検が終わった3年目の段階で一般車両保険からエコノミー+限定Aに切り替え、車対車の事故や自然災害のリスクを回避しつつも保険料を引き下げます。
そして購入から7年が経って走行距離もそれなりに増えてきた頃、車両保険を外します。
新車~7年目 | エコノミー+限定A |
7年目以降 | 車両保険なし |
こちらのパターンは新車から7年目までエコノミー+限定Aをかけるパターンです。
単独事故や当て逃げは補償されませんが、そもそも単独事故で車が大破するのは稀なケースですし、軽く電信柱にミラーをぶつけた程度なら修理代は10万程度で済みます。
仮に一般車両保険に入っていても、10万円程度の修理の場合、3等級ダウンかつ事故有等級への移行を考えると、実は車両保険を使わないほうが得だったりします。
それならば初めから単独事故や当て逃げは細心の注意を払うことで補償を諦め、その分保険料を安く抑えるという考え方です。
しっかり安全運転を心がけるならばこのようなかけ方もおすすめです。
これらはあくまで一例ですので、車のグレードや運転スキルなどを考慮して自分なりに内容を微調整をしましょう。
免責金額を増やして保険料を安くする
車両保険には免責金額というものが設定されており、事故を起こしたときに車両保険に入っていたとしても、免責金額分は自分で負担しなければいけません。
例えば免責金額に5万円が設定されていたとすると、車の修理代が20万円の場合、15万円は保険金がおりますが、5万円は自分で負担しなければいけません。免責金額が5万円で修理代が3万円の場合は保険金はおりないということになります。
この免責金額ですが、契約時に「0-0万」、「5-5万」、「5-10万」、「10-10万」など、いくつかのパターンの中から設定することができます。
例えば「5-10万」というのは、1回目の事故を起こしたときの免責金額が5万円で、2回目の事故を起こしたときの免責金額が10万円という意味です。
免責金額を大きく設定すると、もしもの時に自己負担額が増える可能性がありますが、保険料が安くなります。
契約内容にもよりますが、「10-10万」の免責をつけると、免責なしに比べて保険料は2割程度安くすることができます。
更に、車対車の事故の場合で、相手の対物賠償保険から支払われる賠償金が免責金額を超えた場合、免責分を負担しなくても良いという決まりもありますので、大きな自損事故さえ注意すればそれほど恐ることもありません。
保険料を安く抑えたい場合は車両保険の免責金額を積極的に設定しましょう。
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