同じメーカーのディーラー同士での値引き競合は系列や法人に注意!
<出典 :http://www.goo-net.com/usedcar_shop/0802756/detail.html>
「新車値引き交渉術」では、競合他社のディーラーに足を運び、複数の見積もりを取ることを勧めています。
そして、更に交渉を有利に進めるために、「同じメーカーのディーラー同士」で競合させるという手段もあります。
代表的なのがトヨタディーラーです。
例えば、トヨタ プリウスを買う場合、
- トヨタ店
- トヨペット店
- カローラ店
- ネッツ店
の4系列の店舗から見積もりを取って一番安い価格を提示してくれた所から買うといった方法があります。
トヨタの場合、上記4系列はすべて違う法人なので、例えばトヨタ店とトヨペット店、トヨタ店とカローラ店などの間での情報共有はありません。
複数系列で扱われている車種には限られてしまいますが、系列間の値引き競合は有効です。
NGなのは、トヨペット○○店とトヨペット△△店の両方で見積もりを取ることです。
この場合は、○○店と△△店が同様の法人であり、コンピューター上ですべて情報が共有されているため、複数店舗を回ったとしても安い見積もりがでてくることはありません。
ただし例外もあり、都道府県を跨げば別法人となりますので、例えばネッツトヨタ東京とネッツトヨタ神奈川の店舗間ならば競合させることはできます。
その他メーカーは法人に注目!
トヨタ以外のメーカーのディーラーは近年は販売店の統合が進み、昔はいくつかの系列に分かれていた店舗が一つになったというケースは多いです。
系列がない分、トヨタディーラーに比べて値引き競合は難しいですが、方法はあります。
ホンダは地域ごとに法人が異なる場合も!
ホンダを専門に扱うディーラーは「ホンダカーズ」だけですが、地域によって法人が異なる場合があります。
東京を例に挙げると、ホンダカーズ東京とホンダカーズ東京中央、ホンダカーズ西東京は実は別の法人で、ホンダカーズ東京○○店とホンダカーズ東京中央△△店は競合させることができます。
ただし地方にいくと、「ホンダカーズ北陸」といった具合に広範囲でひとつの法人となっていますので店舗間での値引き競合は難しいです。
日産は店舗名が異なっても同法人の可能性あり!
日産の場合、ディーラーには「ブルーステージ」と「レッドステージ」の2系列があります。
ただ日産の場合、ひとつの法人が青、赤の両店舗を経営している場合も多く、単純にブルーステージとレッドステージの間であれば値引き競合させられるわけではありません。
日産の場合、「○○日産販売株式会社」、「プリンス○○」といった2種類の会社があっても、実は代表者が同じといったケースもありますので注意が必要です。
スズキはスズキ店とアリーナ店の区別が難しい!
スズキは、「スズキ店」と「アリーナ店」があり、スズキ店はメーカー系列のディーラーで、アリーナ店はスズキとフランチャイズ契約を結ぶ個人経営の店舗です。
スズキ店とアリーナ店の間で競合させることは可能なのですが、最近はスズキ店も「アリーナ」の看板を掲げており、見分けがつきにくくなっています。
会社名が「スズキ自販○○」となっていた場合は、アリーナと名前がついていてもスズキ店なので、別のスズキ店との競合はできません。
他社メーカーとの競合が優先!
同じメーカーの複数ディーラーで見積もりを取ると、同じ車種を簡単に比較できるため有効な手段ではあるのですが、上記に示したように、トヨタディーラー以外は系列の統合が進み、値引き競合は難しくなってきています。
やはり、他社メーカーの複数ディーラーを回り、類似車種で比較することを優先させ、余裕があれば同じメーカーのディーラー同士で値引き競合を狙いましょう。
そして、仮に競合させる場合は、「系列」と「法人」に注意しなければいけません。
インターネットでホームページなどで確認をすれば、自分が行こうとしているディーラーがどのような店舗で、そしてどのような地域で経営をしているかが分かると思います。
同じメーカーの複数ディーラーを訪問する場合は、店舗同士が異なる法人であることを確認してから訪問しましょう。
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