新車を買うときのオプションの値引き交渉術
<出典 : http://ucar.carview.yahoo.co.jp/model/toyota/vellfire/2173388214UC/>
「新車を買うときに取り付けるおすすめのオプション」でも述べていますが、新車を買うときのオプションについては、それが本当に必要かをしっかりと考えましょう。
取り付けるオプションが大体決まり、見積もりをもらったら、オプションの値引き交渉をします。
車のオプションには、メーカーでの製造段階で取り付けるメーカーオプションと、新車がディーラーへ来てから取り付けるディーラーオプションがあります。
メーカーオプションにはシート類や安全装置、キーレスエントリーシステム、サンルーフなどがあり、製造が終わってしまっている場合、後から取り付けることはできません。
ディーラーオプションには、カーナビやエアロパーツ、フロアマット、ETC車載器、アルミホイールなどがあり、こちらは後からでも取り付けが可能です。
メーカーオプションは値引きが難しい
メーカーオプションの値引きは、単体での値引きが難しく、車両本体価格と一体となる場合が多いです。
車両本体は、ディーラーの販売価格からディーラーが自動車メーカーから仕入れる価格を引いたものがディーラーの儲けということになりますが、この儲けの中から各ディーラーが自由に値引きをすることができます。
例えばディーラーの販売価格が240万円、メーカーからの仕入れ価格が200万円の場合、利益は仕入れ価格の20%、すなわち40万円となり、この中からディーラーの判断で値引きを行います。
仮にメーカーオプションが付いた場合も、この利益率は変わらないことが多いため、例えば上記の例でメーカーからの仕入れ価格20万円のオプションが付いた場合、メーカーからの仕入れ価格は220万円で、オプションの販売価格は20万円の20%増しの24万円、すなわちディーラーの本体販売価格は264万円、利益は44万円となります。
メーカーオプションは、自動車メーカーからの仕入れ価格に対する利益率が車両本体と同じなので、そこまで大きな値引きを期待することはできません。
必要なオプションを決めたら、あとは車両本体を値引き交渉することによって値引きを引き出していきます。
ディーラーオプションの値引き交渉術
ディーラーオプションの値引き交渉は、車両本体の値引き交渉を終え、その値引き額が限界に達した後に行います。
車両本体の値引きを十分に引き出した段階ということは、すでに何度もディーラーに足を運んでいるはずです。
営業マンサイドから見てもあなたは何度も顔を合わせた契約間近の顧客であり、ここで契約を白紙にされては非常に困ります。
よってこの状況を利用することでディーラーオプションの大きな値引きを引き出すことができるのです。
交渉の方法として、ディーラーオプションなしの車両本体価格が決定したら、必要なディーラーオプションをピックアップしてそれぞれを見積もってもらいます。
一つ一つのディーラーオプションを順次値引き交渉していってもいいのですが、さすがにそのやり方だと営業マンも良い顔はしませんし、時間もかかってしまうので、まとめて交渉をしましょう。
オプション自体の値引きを交渉してもよいのですが、狙い目は工賃のカットです。
カーナビ、ドアバイザー、フロアマットに至るまで、オプションの取り付けには7千円/時、8千円/時などといった工賃がかかるのですが、この工賃の一部をサービスしてもらうように交渉しましょう。
例えば、カーナビの取り付けなどは3時間~4時間程度かかり、正規の工賃は2万円~3万円かかることになりますが、これを減額、あわよくばサービスしてもらうように交渉をします。
フロアマットなどは、ただ敷くだけでも数千円の工賃を取られたりするので、ここもサービスにしてもらいたい所です。
注意点として、もし本体の見積もりにディーラーオプションが含まれてしまっていた場合、工賃をカットしてもらってもその分を本体の値引きで調整されてしまったりするので、必ずディーラーオプションなしで車両本体の交渉を終わらせてから、最後にオプションの交渉をすることが大切です。
(参考 新車値引き交渉術1 愛車の査定から各ディーラーへの初訪問まで)
(参考 新車値引き交渉術2 本格的な交渉で大きな値引き額を引き出す)
(参考 新車値引き交渉術3 最後の交渉、そして契約へ)
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