こんな悩みを解決!
- 新車を限界まで値引きして購入したい
- ディーラーから出来るだけ多くの値引きを引き出したい
新車をディーラーで購入する際、「値引き」が当たり前に行われているのが現状で、この値引き額によって購入金額に大きな差が生じます。
(注:ただし特定のメーカー、車種では値引きを一切行わないという場合もあります)
車種にもよりますが、定価300万円の車が値引き交渉によって10%、20%値引きされるといったことは当たり前のように行われています。
300万円の10%といえば30万円です。
交渉によって購入価格にこれだけ大きな差が出てしまうとなれば、この値引き交渉は必ず行わなければならないといっても良いでしょう。
ここからは、値引き交渉の手順を具体例を挙げながら解説していきます。
新車の購入を考えている方は、大きな値引きを勝ち取るためにも是非参考にしてみてください。
ディーラーへ行く前に自分が今乗っている車の価値を知る
新車の購入を検討した時、真っ先にディーラーへ行こうと思っている方はちょっと待ってください!
新車の値引き交渉をする前にとても大切なことがあります。
それは、今乗っているあなたの愛車の価値を知っておくことです。
新車を買う時、今乗っている車をディーラーへ下取りに出そうと考えている方は多いと思いますが、この下取り価格が新車値引き交渉の大きなポイントとなります。
ディーラーの営業マンは、新車の値引き価格を大きめにし、その分あなたの車の下取り価格を安く設定することでバランスを取るといった戦略を取ってきます。
この地点であなたが自分の車の正確な価格を知っていなければ、大切な愛車を安く下取りされてしまい、営業マンの思う壺となります。
交渉を始める段階で、自分の車の下取り価格の相場をしっかりと知っておくことによって有利に交渉を進めることができるのです。
車の正確な価値を知るには、インターネットの無料一括査定を活用するのがおすすめです。
無料一括査定は、あなたの車を複数の車買取業者に同時に査定してもらうサービスで、車をなるべく高く売りたいという方には必須のサービスです。
面倒くさいと思うかもしれませんが、無料一括査定を利用して複数の業者に査定をしてもらい、いちばん高値をつけてくれた業者の見積もり額を参考にすることで、ディーラーとの下取り額が高いか安いかを判断する材料となるのです。
(参考 インターネットの無料一括査定を使って車を売却するまでの流れ)
初めに自分の車の買取価格を知っておくと、ディーラーとの交渉はとても有利になりますので、ディーラーへ行く前には必ず複数社で査定を受けておきましょう。

まずは自分の愛車の価値を知っておくことが大切です
複数のディーラーを回って競合車の見積もりを一通りもらう
自分の愛車の売却価格がわかったらいよいよディーラーへ向かいます。
欲しい車タイプの競合メーカーのディーラーを一通り回るほうが値引き交渉を有利に進めることができます。
例えば5ナンバーのミニバンを検討している場合、
- 日産 セレナ
- トヨタ ヴォクシー
- ホンダ ステップワゴン
などの複数ディーラーから見積もりをもらいに行きます。
例えば本命がトヨタのヴォクシーだとしても、競合他社のディーラーにも必ず足を運びましょう。
車を実際に見たり、試乗などをしてみると、それまでの評価が変わるといったこともよくあります。
そして、本命がヴォクシーだったとしても、トヨタ店で、
「ヴォクシーを買いに来ました」
などというのは避けましょう。
「ヴォクシー、ステップワゴン、セレナの3車種の中で迷っています」
などと、まだ3車種の中で決めかねているといった思いを伝えることで値引きを引き出します。
トヨタ以外の日産やホンダ店回るときは、
「ヴォクシーを本命に考えているのですがお宅のステップワゴンも気になっています」
などと、交渉次第ではステップワゴンにする可能性もあることを伝えます。
また、他店でもらった見積書を営業マンに見せるのは得策ではありません。
他店がどの程度の値引き額を提示したかを知らせると、その金額より少し安い金額を落としどころにされる可能性があるからです。
さらに見積もりは、下取りなしと下取りありの2種類をもらうのが基本です。
2種類の見積もりをもらうことで、あなたの車の下取り額が高いか安いかが分かり、無料一括査定であなたの車の売却価格を調べておいたことがここで役に立ちます。
もしも下取り額が買取店の買取価格よりも大幅に安ければ、今後は下取りなしでの交渉を進めていき、自分の愛車は買取店に売却しましょう。
下取り額が買取価格と似たような価格であれば、下取り額を交渉することで下取り価格をアップしてもらえるかもしれません。
一通り見積もりをもらったら、とりあえず第一段階は終了です。
間違っても、この段階で契約をしてしまったりしてはいけません。
ディーラーの営業マンが初めて出してくる見積もりで最大限の値引き額が提示されることは100%ありません。
初めての見積もりは挨拶替わりみたいなもので、ここから本格的な交渉を進めていくことで、大きな値引き額を引き出していかなければいけないのです。



初めての見積もりは営業マンからの挨拶替わりです
他社と迷っている旨を伝える
1回目の商談で見積もりをもらった後、1~2週間もすればディーラーの営業マンから、
「お車の件、その後ご検討いただけましたでしょうか」
といった電話がかかってくるかと思いますので、とりあえずは、
「まだ検討中ですが、〇〇社の△△とどちらにしようか迷っています」
といったように、まだ他社の車と迷っているという旨を伝えましょう。
その後営業マンの方からもう一度会って話がしたいと言ってくると思いますので、いよいよ2度目の交渉へ出向きます。
2度目の交渉でディーラーを回る際も、一番本命に考えているディーラーを最後に回るのが基本です。
なぜならば、訪問順が後になればなるほど、先に訪問したディーラーの見積もりと比較しながら有利に交渉を進めることができるからです。
例えばトヨタのヴォクシーが本命の場合、
日産 セレナ
↓
ホンダ ステップワゴン
↓
トヨタ ヴォクシー
といった順で回ります。
日産とホンダは順番が逆でも構いませんが、第2候補を考えている場合はそちらを後にしたほうが良いかもしれません。



本命は最後に回りましょう
他社と競合させて値引き交渉をしよう
本命のトヨタディーラーに出向いたら、
「まだホンダのステップワゴンと迷っていますが、予算も限られているのでなるべく安く購入したいと思っています。」
などと、安く購入できることが決め手になるというニュアンスを伝えましょう。
営業マンは、
「なるほど、では特別にさらに〇〇円値引きしましょう」
「かなり頑張らせていただきました」
などといって、あなたにだけ特別に大きな値引きをするということを強調してきますが、この段階ではまだ限界の値引き額には達してはいませんので、もちろん契約をしてはいけません。
あらかじめ他社で見積もりをもらっていればそれを元に値引き交渉を行います。
ヴォクシーの交渉では、
「ステップワゴンは〇〇円値引きしてくれましたので、もう少し頑張れないでしょうか」
などといって更に大きな値引きを狙います。
ただ、ここでハッタリをかましてあまりに大きすぎる値引き額を言ってしまうと、営業マンが「この人に売るのはよそう・・」と諦めてしまう可能性もありますので、嘘をつくのはやめましょう。
ここで営業マンに、
「出来ればステップワゴンの見積もりを見せていただけませんか」
といわれても、
「他社には見せないでほしいと言われていますので」
といえばそれ以上はなにも言ってきません。
2回目の交渉で思ったように値引きが引き出せなくてもそこで諦めてはいけません。
「今日は出直してまた考えてきます」
といってその場は退き、後日3回目の交渉をすると大きな値引きが引き出せる場合もあります。



他社と競合させて値引きを引き出します
限界と言われてもその場で契約をしてはいけない
「もう限界まで値引きしました」
「ここまで値引きしたのは初めてです」
「これ以上の値引きはできません」
などといった言葉が出てきたら、いよいよ限界の値引き額に近づいている証拠です。
そして営業マンは、
「今日契約してくれればさらに〇〇円値引きします」
「後〇〇円値引きしますので、本日中に決めて頂けませんか」
などと、今日契約して欲しいということを伝えてきます。
しかし、この言葉に乗ってその日中に決めてしまってはいけません。
一度提示された値引き額から価格が上がることは絶対にありませんので、ここで提示された最大限の値引き額は後日でも有効となります。
「もう一度家に帰ってじっくり考えたいと思います」
「自分ひとりでは決められないので帰って妻に相談してみます」
などといってその日は一旦持ち帰りましょう。
そして次回いよいよ最後の交渉で契約をします。



焦って契約しないことが大切です
最後まで決めかねていると伝える
交渉の末それなりに満足のいく値引き額を引き出せたら、いよいよディーラーにて最後の交渉をします。
ここまでくれば頻繁に営業マンの方から電話がかかってくるとは思いますが、こちらから電話してディーラーに伺っても良いでしょう。
現状の見積もり段階でそれなりの値引き額を引き出せているとは思いますが、最後に限界までの値引きを狙います。
例えば購入する車をトヨタ ヴォクシーに決めた場合、
「ステップワゴンが相当の値引き額を提示してくれていますのでとても迷っています」
などと伝え、最後の最後まで決めかねているといいましょう。
注意点として、値引き交渉は下取りなしでの金額を提示してもらいます。
下取りありの見積もりの場合、値引き額を限界まで引き上げたと見せかけ、実は下取り額を相場より安く設定している可能性があるからです。
下取りなしで納得のいく値引き額を引き出せたら、最後に下取り価格を交渉し、買取店の買取価格の方が圧倒的に高ければ、少々面倒ですが買取店へ売ってしまえばよいでしょう。



自分の車の価値が分からないと上手く交渉ができません
限界まで値引きを勝ち取ろう
「もう値引きは限界です。これで契約していただけませんでしょうか」
「もうこれ以上は絶対値引きできません。」
などといった言葉が出てきている場合、値引き額の限界に相当近づいている証拠です。
ここで最後に、
「あと〇〇円値引きしていただけたら今日契約しますので検討していただけないでしょうか」
と最後のひと押しをします。
値引きの限界額は、営業マンの裁量の範囲と、店長クラスの裁量の範囲が異なる場合が多く、この地点で営業マンの裁量の範囲での限界額に達していたとしても、店長クラスに掛け合って貰えばさらなる値引きを引き出せる場合があります。
提示した値引き額は無理でも店長クラスに掛け合ってくれれば、
「分かりました・・。本日決めてくれるなら更に△△円値引きしますので契約していただけないでしょうか」
などと更なる値引きを引き出せるかもしれません。
値引きが本当に限界に達したら最後にオプションとサービスの交渉をします。
「このオプション(付属品)を無料でつけていただけませんか」
「ガソリンを満タンにしていただけませんか」
と交渉をします。
営業マンもこの段階まで来て契約を白紙に戻されることだけは避けなければいけませんので、この程度のことならすんなり受け入れてくれる可能性が高いです。



オプションやガソリン満タンは対応してくれると思います
契約内容をしっかり確認のうえ契約しよう
交渉がすべて終わればいよいよ契約です。
契約をしてしまったあとでは基本的に価格やオプション、グレードなどの変更はできません。
契約内容を再度確認するために、
「一旦持ち帰って内容を再確認してきます」
といって契約日を後日にしても良いでしょう。
特に値引き交渉に夢中になって肝心の内容チェックを怠ってしまう人は多いので注意が必要です。
無事契約が終了したら営業マンには、
「この度は無理な値引き要求を言って申し訳ありませんでした。今後ともお付き合いの程よろしくお願いいたします」
と紳士的に振舞いましょう。
今後もアフターサービスなどで営業マンとの付き合いは続いていくので、まずは無理な値引きに応じてくれた営業マンに対してしっかり感謝の気持ちを伝えることが大切です。
営業マンとはなるべく良好な関係を築いていくことで、今後もいろいろなサポートをしてくれるでしょう。
これで一通りの新車購入プロセスは終了です。
必ずこのような展開になるとは限りませんが、どのような展開になろうと堂々と交渉する姿勢が重要です。
この記事を読んだあなたが少しでも安く新車を買うことができるように願っています。



営業マンとは今後も良い関係を築いていきましょう
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コメント一覧 (7件)
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[…] 「新車値引き交渉術」では、競合他社のディーラーに足を運び、複数の見積もりを取ることを勧めています。 […]
[…] ⇒新車の値引き交渉術はこちら […]
[…] (参考 新車値引き交渉術1 愛車の査定から各ディーラーへの初訪問まで) […]