<出典 : http://carcast.jp/7192>
4月20日に三菱自動車の燃費不正が発覚してからしばらくがたち、岡山県の水島製作所の生産も再開されるなど、騒ぎが若干落ち着いてきた感じがします。
保障内容も発表され、悪質な燃費改ざんのあったデイズ、デイズルークス、ekワゴン、ekスペースについては「一律10万円」、RVR、パジェロ、旧型アウトランダー、ギャランフォルティス、コルトの一部の型については「3万円」を保証するようです。
もちろん、間違った情報を元に顧客を騙して車を売っていたわけですから、今回の保障内容では到底納得がいかないという方も多くいらっしゃるでしょう。
燃費不正対象車種に乗っている方の中には、「もう三菱の車には乗りたくない」という思いから、できるだけ早く売って、別のメーカの車に乗り換えたいと思っている方もいらっしゃるかと思います。
ただご存知の通り、騒動があってから対象車種の新車販売は停止、かつ中古車価格も不安定な状態が続いています。
果たして燃費不正対象車種のデイズ、デイズルークス、ekワゴン、ekスペースは今売ることができるのでしょうか。
今乗っている方はいったいどうするのが一番良いのかなどを解説していきます。
オートオークションでの流通価格が下落している
<出典 : カーセンサーラボ http://www.carsensorlab.net/kakaku/nissan/dayz/>
上図は燃費不正が発覚した日産 デイズ(三菱との共同開発)の平均販売価格の推移です。
グラフと見ると、燃費不正発覚直後の4月は数万円程度下落していますが、そこから7月時点でまでの段階でそこまで大きな価格下落は起きていません。
理由として、いま店頭に並んでいる車は燃費不正が起こる前に仕入れた車であり、販売店としても大赤字覚悟で売りさばくといったことがやりにくいからだと推測されます。
しかし、実は今、業者専用のオートオークションでは、デイズ、デイズルークス、ekワゴン、ekスペースの対象4車種の流通価格が10%~20%程度下落しています。
不正発覚後、多くの業者が対象車種を早めに処分したいとの思いから、一斉に出品したのが原因で、それでも売り手と買い手の希望価格が乖離しすぎているため、売買が成立せずに流札している状況です。
今はどの業者も対象車の需要を見極めている状態で、今後需要が見込めないと判断すればオークションでの叩き売り状態となって流通価格、および店頭販売価格は下落しますし、需要が回復していると判断すればこのまま価格は落ち着くかもしれません。
では中古車買取額はどうなるのか?
本題の燃費不正対象車が売れるかどうかですが、売ることはできるが相当買い叩かれるというのが現状です。
というのも今後の需要が読めない中、中古車買取店や中古車販売店は少しでもリスクを減らすためになるべく対象車種の在庫は持ちたくはありません。
オートオークションでの流通価格が下がっている今、買取価格が下落するのは必然の流れと言えます。
今不正対象車に乗っている方は、今の車を乗り潰すぐらいの覚悟を持ったほうがよいのかもしれません。
というか、こうなってしまったからには、私ならば絶対に乗り潰します。
ただ、もうどうしても三菱に乗っていたくないという方がいたとしたならば、せめてもう少しだけ様子を見ましょう。
燃費不正といっても、想定していたよりも多少燃費が悪いというだけで、車自体に大きな問題があるわけではありません。
今後需要がある程度まで回復し、価格が持ち直してくる可能性は十分にありますので、その時を待ったほうが良いでしょう。
逆に今、燃費不正対象車は買い時?
逆に多少の燃費や世間の評判などあまり気にしないという方にとっては、今「買い時」といえるかもしれません。
先ほども述べたように、燃費不正といっても、想定していたよりも多少燃費が悪いというだけで、車自体に大きな問題があるわけではありませんので、割安で手に入るならば「有り」でしょう。
現時点で中古車販売価格はそこまで大きく下落しているわけではありませんが、今後はオートオークションで安値で仕入れた中古車が出回ってくるはずです。
仕入れ価格が安ければ、販売価格も安くできますし、大きな値引きも期待できます。
また7月1日より、三菱と日産にて対象軽自動車の新車販売を再開していますが、当面は大幅値引きで対応しているとのことなので、安く軽自動車の新車が手に入るチャンスかもしれません。
今後の需要動向によっては、しばらくすると中古車は値上がりに転じ、新車は値引きが抑えられてくる可能性もありますので、あえて今、話題沸騰中のデイズやekワゴンに乗り換えてみるのも面白い選択肢なのかもしれません。
さらに狙い目は日産販売店の登録車
燃費不正問題の影響で、三菱のekワゴン、ekスペース、そして日産のデイズ、デイズルークスは今後販売減が避けられない状況です。
三菱のディーラーはクレーム対応などに追われて新車販売どころではないとのことですが、日産もそのとばっちりを受けているといった所でしょうか。
そして今、狙い目が日産販売店の「登録車」で、特にデイズと同サイズのマーチ、ノート、キューブなどの車種で大きな値引きが期待できます。
日産販売店としては、軽自動車の販売減をその他の車種で補わなければならず、特別仕様車などを中心に「格安キャンペーン」として大幅値引きを提示している所が多くなっています。
この機会に日産販売店での「格安購入」を狙ってみるのも有効です。
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