車を引渡した後、代金を受け取る前に買取業者が倒産した


国民生活センターに寄せられた事例

【事例】倒産により売却代金が支払われない

インターネットの一括見積もりで知った買い取り業者に300万円で売却する契約をして車を引き渡した。

入金の約束日の次の日になっても振り込まれないため、電話をしたら通じず、店舗に行ってみたら、「倒産」の張り紙があった。どうしたらよいか。

(2011年11月受付 30歳代 男性 自営・自由業 千葉県)

買取業者を見極めるための注意点!

上記事例は、業者との買取契約成立後に車を引渡したが、代金を受け取る前に買取業者が倒産したというものです。

車種が分からないので一概に言えませんが、買取金額が300万円というのは相当な高級車の金額であり、おそらくこの業者は初めから代金を支払うつもりはなく、倒産することが分かっていたにもかかわらずに車をだまし取ろうとしたのだと思われます。

このような悪徳業者と取引をしないためのいくつかのポイントを紹介します。

まず、インターネットの一括見積もりを取ったとき、他社に比べて異様に高い買取価格を提示してきた業者は要注意です。

よほどの希少車でない限り、オートオークションで売ることができる価格は大体決まっていますので、業者は利益を度外視したような価格で車を買い取ることはありません。

買取額が突出して高い場合、初めからあなたを騙すつもりで餌をまいた可能性があるのです。

そして、規模の小さな業者と契約をする場合も注意が必要です。

大手買取店に車を売る場合、代金の未納の心配はほとんどありませんが、個人で店を切り盛りしている小さな業者になると、資金繰りが悪化して倒産といった可能性も高まります。

代金未納のトラブルを確実に避けたい場合は大手買取業者に絞って売却先を探すのもありでしょう。

(参考 悪徳業者に注意! 中古車買取店を見極めるためのポイント!

車の引渡しと代金の支払いを同時に行う!

大手買取業者などは、車を引き渡した後、後日代金を振込むといったルールになっている場合が多いのが現状です。

ただ、もしあなたが大手買取業者以外の業者に車を売る場合、車の引渡しと代金の支払いを同時に行うように交渉しましょう。

代金が振り込まれたことを確認してから車を引き渡せば、事例のようなトラブルは確実に防ぐことができます。

もし同時に代金を支払うことを拒否された場合は、せめて車検証、譲渡証明証、委任状などの重要書類をいったん預かり、代金を入金されたことを確認してからこれらの書類を渡すといった手順を踏みましょう。

代金の入金確認が取れ次第、郵送で書類を送っても問題ありません。

そして先に車を引き渡す場合は、あらかじめ、「○日までに代金を振込む」といった書類を取り交わしておきましょう。

この書類があると、万が一の時に対応ができます。


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