<出典 : http://www.blhomepage.com/maruwa/pc/carinsurance.html>
自動車保険(任意保険)の満期は通常1年なので、自動車保険の乗り換えを考えている方は、基本的には満期日をもって乗り換えるのが良いでしょう。
自動車保険を乗り換える時は、空白期間を作らないように乗り換えを行わないといけないため、今の保険の満期日と新しい保険会社との契約開始日を同じ日にする必要があります。
新しい保険を申し込むタイミングですが、通常は満期日の3~4ヶ月前から受付を行っていますので、満期日の1ヶ月前ぐらいに申し込むとスムーズに乗り換えができます。
新しい保険の申し込みが完了すれば、今まで入っていた自動車保険は満期をもって自動解約となりますが、前の保険に「自動継続特約」などが付いている場合、解約手続きをしないと新しい保険への乗り換えがスムーズにできない場合があります。
もしも満期日を待たずに自動車保険を乗り換えたい場合は、今入っている保険の解約手続きと、新しい保険の加入手続きの両方をしなければいけません。
この場合は、今の保険の解約日と新しい保険の契約開始日を同じ日にする必要があります。
自動車保険を乗り換える場合の等級引継ぎについて
自動車保険を乗り換える時に気になるのは等級がしっかりと引き継げるかどうかです。
まず、満期日に自動車保険を乗り換えた場合は等級は問題なく引き継げます。
過去1年間に事故を起こしていなければ、等級が1つ上がった状態で新しい保険がスタートし、もしも3等級ダウン事故を起こしていれば、等級が3つ下がった状態、かつ事故有等級から新しい保険がスタートとなります。
(任意保険の等級制度とは 事故有等級だと保険料が大幅アップ!)
注意が必要なのは、満期日に乗り換えができず、保険に空白期間が出来てしまった時です。
自動車保険は、等級を引き継げる期間が、「前の保険の満期日から7日間以内」と決まっているため、空白期間がこれを超えてしまった場合は等級の引き継ぎができず、6等級からの再スタートとなってしまいます。
次に、満期日を待たずに自動車保険を乗り換える場合についてです。
満期日を待たずに自動車保険を乗り換える場合は、「保険期間通算特則」を使うことで、等級を上手く引き継ぐことができます。
通常、保険契約の途中で自動車保険の乗り換えた場合、新しい自動車保険が始まった日から1年と数えるため、前の自動車保険に加入していた期間が無駄になってしまいます。
しかし、保険期間通算特則を使えば、前の保険に加入していた期間と、新しい保険の加入期間を合わせて1年と数えることができます。
よって事故を起こしていなければ、途中で新しい自動車保険に変更したとしても、前の保険の満期日がくれば1等級アップさせることができるのです。
ただし、保険期間通算特約を使うためには条件があり、今までの自動車保険の解約日と、新しい保険の開始日が同日になっていなければいけません。
新しい自動車保険の開始日が決まったら、今までの保険会社には、解約日が必ず同日になるように解約証明書を発行してもらうことが必要です。