運転の上達は正しいドライビングポジションから始まる
<出典 :http://www.abarth.jp/scorpion/for-beginners/5168>
運転のレベルは、その人のドライビングポジションを見ただけである程度分かると言われています。
ドライビングポジションは運転の基本ですが、道路を走っているドライバーを見ると、明らかにおかしい姿勢で車を運転しているドライバーをよく見かけます。
道路で車を右へ左へフラフラさせながら運転しているドライバーを見てみると、体とハンドルの位置が異常に近かったりします。
ドライビングポジションが悪いといつまでたっても運転はうまくなりませんので、まずは正しいドライビングポジションをしっかりと覚える必要があります。
正しいドライビングポジション
<出典 : http://minkara.carview.co.jp/userid/257830/blog/34934525/>
正しいドライビングポジションを見つけるときは以下のことを意識する必要があります。
- 背中はシートにしっかりと密着していること
- シートに深く腰掛けた状態でブレーキが思い切り踏めること
- シートに深く腰掛けた状態でハンドル操作が楽に行えること
まず正しいドライビングポジションの基本として、自分の背中とシート(バックレスト)がしっかりと密着していることが重要です。
シートに深く腰掛けて背中を密着させ、ハンドル(ステアリング)を握った時にひじが少し曲がるポジションが適正です。
ポイントとしては、シートを思っているよりも立て気味にすることです。
大抵のドライバーはシートを寝かせすぎており、しっかりと背中がシートに密着していません。
背中をシートに密着させることで、視界が良くなる他、コーナリングの荷重移動や、後輪がしっかり路面をグリップしているかをお尻や背中でしっかりと感じ取ることができるようになります。
またシートの前後も、シートに深く腰掛けた状態でブレーキが思い切り踏めることが重要です。
各ペダルを思い切り踏んだ時、膝がわずかに曲がっている状態に合わせましょう。
ここでシートの位置が後ろ過ぎると、ブレーキを踏んだときに膝が伸びきってしまい、急に子供が飛び出してきた時などに力いっぱいブレーキを踏むことができずに大変危険です。
最後にハンドルの位置を微調整します。
メーター類がしっかりと見え、座っていて違和感がないようにしましょう。
ミラーの調整
正しいドライビングポジションが定まったら、ルームミラー(バックミラー)やドアミラーの調整を行います。
ルームミラーやドアミラーは、周囲の情報を確認するには欠かせない道具で、ミラーの位置が不適切だと重大事故につながってしまう恐れもありますので、小まめに確認し、正しい位置を保つようにしましょう。
まずルームミラーは、できるだけリアウィンドウがいっぱいに映るように調整します。
ルームミラーは、後方全体の情報を確認するためのものなので、後方全体が見渡せるようにしておきましょう。
次にドアミラーは左右で調整が異なります。
右側はボディが四分の一程度映り込むぐらいに調整し、左側はボディを三分の一程度写し、若干下向きに調整します。
ドアミラーは車線変更や右折、左折時の後方確認をする上で非常に重要なものなので、位置はもちろん、汚れや雪などで見にくくなっていたら必ず拭き取ってから運転しましょう。
間違ったドライビングポジションの例
<出典 :http://www.sensui-chiro.com/blog/2013/11/post-34.php>
最後に間違ったドライビングポジションの例を紹介しておきます。
まず非常に多いのが、上図右側のように、背中とシートが離れていて前のめり姿勢で運転しているパターンです。
身長が低い方や、女性ドライバーに多く、このような姿勢で運転している人は必ずといっていいほど視点が近すぎます。
50km/h以上で走っている車の直前を覗き込んだところでほとんど意味はなく、逆にフラフラしてしまうため大変危険で、さらにこのような姿勢では、いざという時ハンドルに膝が干渉して強くブレーキも踏めません。
逆に上図左側のように、体とハンドルが遠すぎるのも良くありません。
「自称」運転が上手い若者や、ゆったりと構えたい年配の方に多く、この姿勢ではいざという時にブレーキペダルを強く踏み込むことができません。
また、ハンドル操作をした時に腕が伸びきってしまい、結局前のめりにならないとしっかりしたハンドル操作ができません。
万が一車が衝突したとき、シートベルトから体がすり抜けてしまう危険性もあります。
以上間違ったドライビングポジションの例を挙げましたが、運転経験の長いドライバーでも、間違ったポジションのまま凝り固まっている場合が多々あります。
間違った姿勢で運転を続けていると、特に長時間運転などをする場合、非常に疲れが溜まりやすくなってしまったり、事故に繋がってしまうリスクも増してしまいます。
今一度正しいドライビングポジションを見直し、安全を意識した運転技術向上を心がけてみてください。
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