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自動車ローン金利の計算では、実質年率とアドオン率の違いに注意!


<出典 : http://www.dxloan.com/itiran/netbankloan.html>

自動車ローンを組む際、金利の計算方法には「実質年率」と「アドオン率」という二つの計算方法があります。

一般的な金融機関が採用している金利の計算方法は「実質年率」で、元利均等返済や元金均等返済などの返済方法もこれに当たります。

(参考 自動車ローン金利の計算方法 元利均等返済と元金均等返済の違いは!

一方、一部のクレジットローンなどで見かけるのが「アドオン率」で、実はこの計算方法には大きな落とし穴があります。

ここでは実質年率とアドオン率の違いについて解説していますので、特にクレジットローンなどを検討している方は必ず理解しておきましょう。

実質年率の考え方と計算方法

「実質年率」の考え方を簡単にいうと、今現在のローン残高に対してその都度金利が計算されるというものです。

以下は実質年率の考え方に基づいた元金均等返済のイメージ図です。

元金均等返済では、毎月一定額の元金が減っていきます。

実質年率の考え方に基づくと、減った元金に対してそのつど金利を計算しますので、借入元金が減れば減るほど金利の額は下がっていくことになります。

以下は、ある前提条件の元で実質年率(元金均等返済)の考え方に基づいて金利を計算した時のシュミレーションです。

前提条件
  • 借入金額:200万円
  • 借入期間:1年
  • 返済日:毎月20日
  • 金利:3%(固定)
  • ボーナス払い:なし
シュミレーション結果
回数返済額元金利息借入残金
1171,666166,6665,0001,833,334
2171,249166,6664,5831,666,668
3170,832166,6664,1661,500,002
4170,416166,6663,7501,333,336
5169,999166,6663,3331,166,670
6169,582166,6662,9161,000,004
7169,166166,6662,500833,338
8168,749166,6662,083666,672
9168,332166,6661,666500,006
10167,916166,6661,250333,340
11167,499166,666833166,674
12167,090166,6664160
合計2,032,4962,000,00032,496

シュミレーションを見ると、元金が減っていくにつれて、支払う金利が少なくなっているのが分かります。

一般的な金融機関などで金利が「年利○%」などと表記してある場合、ほとんどはこの実質年率の考え方に基づいて計算がされています。(元利均等返済と元金均等返済の2パターンがある)

ただ、実質年率は毎月金利の額が変動するため計算が複雑になり、電卓で計算するのではなく、計算ソフトなどを使って計算することが多いです。

アドオン率の考え方と計算方法

「アドオン率」の考え方を簡単にいうと、始めのローン残高に対して全期間の金利が計算されるというものです。

以下はアドオン率の考え方に基づいた返済のイメージ図です。

アドオン率の考え方に基づくと、始めの元金に対して金利を計算し、その金利が返済終了まで続くことになりますので、元金が減っても支払う金利は変わりません。

以下は、ある前提条件の元でアドオン率の考え方に基づいて金利を計算した時のシュミレーションです。

前提条件
  • 借入金額:200万円
  • 借入期間:1年
  • 返済日:毎月20日
  • 金利:3%(固定)
  • ボーナス払い:なし
シュミレーション結果
回数返済額元金利息借入残金
1171,666166,6665,0001,833,334
2171,666166,6665,0001,666,668
3171,666166,6665,0001,500,002
4171,666166,6665,0001,333,336
5171,666166,6665,0001,166,670
6171,666166,6665,0001,000,004
7171,666166,6665,000833,338
8171,666166,6665,000666,672
9171,666166,6665,000500,006
10171,666166,6665,000333,340
11171,666166,6665,000166,674
12171,666166,6665,0000
合計2,060,0002,000,00060,000

アドオン率の計算は実に単純で、200万円の3%、すなわち6万円が年間に支払う金利となりますので、毎月の金利支払額は常に5000円です。

元金が減ったとしても金利の金額は変わりませんので、実質年率(元金均等返済)の考え方で計算をした時よりも支払う金利は多くなります。

クレジットローンの「年利○%」という謳い文句に注意!

ここまで実質年率とアドオン率の違いについて解説をしてきましたが、実質年率とアドオン率の考え方の違いによって、最終的な金利の支払額に大きな差がでるということが分かりました。

実質年率(元金均等返済)とアドオン率の比較
総支払額金利支払額
実質年率2,032,49632,496
アドオン率2,060,00060,000

上記の例は1年返済ですが、返済期間が長くなったり、金利が高くなったりすると、この差はさらに広がることになります。

ここで注意しなければいけないのが、クレジットローンなどで「年利○%」などと謳っていても、実はそれがアドオン率での表記であるという場合です。

例えば上記の例の場合、同じ年利3%でも実質年率とアドオン率の考え方によって、支払う金利の額は全く違います。

クレジットローン等を組む際は、「年利○%」という表記に惑わされることなく、その金利が実質年率での計算なのか、それともアドオン率での計算なのかを必ず確認する必要があります。

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この記事を書いた人

中古車販売店で10年以上の実績を持ち、
中古車業界の内情や車の値付けについて精通しています。

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