自動車ローンは変動金利と固定金利のどちらを選べば良いのか
<出典 : https://woman.mynavi.jp/article/160616-26/>
自動車ローン(マイカーローン)を組むとき、変動金利型でローンを組むか、それとも固定金利型でローンを組むかを迷っているという質問をよく耳にします。
「変動金利型」とは市場金利などの影響を受けて金利が定期的に変動するローンで、一方「固定金利型」とは金利が一切変動せず、契約時の金利が支払い完了まで続くローンです。
ここでは、変動金利と固定金利それぞれのメリット、デメリット、そして今はいったいどちらのローンを組んだほうが良いのか、などを解説していきます。
変動金利の特徴やメリット、デメリット
変動金利は、一般的に半年に一回、短期プライムレートを基準にして見直しが行われ、基本的に景気が良い時は金利は上昇していく傾向にあり、逆に景気が悪いときは金利は低下していく傾向にあります。
以下が変動金利のイメージ図です。
変動金利のメリット、デメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
- ローンを組む時の金利は固定金利よりも安い
- ローンを組んだ時よりも金利が下がれば、支払い額がその分少なくなる
- ローンを組んだ時よりも金利が上がれば、支払い額がその分多くなる
- 半年ごとに金利が変わるため、支払い計画に狂いが出る可能性がある
固定金利の特徴やメリット、デメリット
固定金利は、ローンを組む時に決められた金利が返済完了時まで継続します。
以下が固定金利のイメージ図です。
固定金利のメリット、デメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
- 金利の変動がなく、長期的な支払い計画が立てやすい
- 市場金利が上昇したとしてもローンの金利が変わらないため、金利が割安になる
- ローンを組む時の金利は変動金利よりも高い
- 市場金利が下がったとしてもローンの金利が変わらないため、割高な金利を支払うことになる
結局、変動金利と固定金利のどちらを選んだほうが良いのか
ここまで変動金利と固定金利の特徴やメリット、デメリットを述べてきましたが、結局自動車ローンはどちらを選んだほうが良いのでしょうか。
ズバリいうと、
自動車ローンに関しては変動金利をおすすめします。
なぜかというと自動車ローンは、変動金利の最大の欠点である金利上昇リスクが小さいからです。
金利というのは短期間で何パーセントも上昇するものではなく、景気の変動とともに徐々に上がったり下がったりするものです。
よく住宅ローンで変動金利か固定金利かを悩む場合がありますが、住宅ローンの場合は返済期間が30年や35年などと長く、かつ借入額も数千万単位となるため、もし将来金利が少しずつでも上昇していくと、仮に変動金利で組んだ場合は支払い額が徐々に増えていき、家計を大きく圧迫してきます。
一方、自動車ローンは基本的に返済期間が3~5年程度、かつローンの借入額も小さいため、たとえ将来金利が上昇したとしてもたかが知れており、金利が上がっていく頃には元金の返済がほとんど終わっているということも多いです。
自動車ローンの場合、金利の上昇を恐れるよりも、組み始めの利率を低く抑え、なるべく元金を多く返していったほうが得策だと考えます。
2017年時点での金利動向
2017年時点では、日銀のマイナス金利政策の影響で超低金利状態が続いています。
今後も異次元の金融緩和は継続の方向で、すぐに金利が大きく上がっていくことはないでしょう。
将来の金利がどうなっていくかは分かりませんが、自動車ローンの場合は返済は長くて5年程度なので、2017年現在は変動金利を選択するのが良いでしょう。
変動金利の場合、かなりの低金利で資金調達ができますので、今のうちに元金をどんどん返していくのが得策です。
おすすめの無料一括査定はこちら!
私が愛車のプリウスを一括査定を使って査定依頼してみた所、一番高い会社と一番低い会社の査定額に19万4000円もの差がつきました。
カーセンサー.netは、最大30社から一括査定を受けることができ、かつ信頼できる会社のみが参加しているため安心です。
申込は90秒で終わり、すぐに高額査定の会社が分かります。