<出典 : http://www.cashing-hikaku.jp/kinri/siharai-houhou/>
自動車ローン(マイカーローン)を組む際、元金、および金利の支払い方法に「元利均等返済」と「元金均等返済」の2パターンがあります。
大手の都市銀行やろうきん、JAなどでは元利均等返済のみを採用している所が多いですが、地方銀行や信用金庫などでは元利均等返済、もしくは元金均等返済を選択できる場合があります。
2つの返済方法にはそれぞれメリット、デメリットがあり、ローンを無理なく支払っていくためにはどちらで組むのが良いかをしっかりと考える必要があります。
以下では、二つの返済方法の仕組みと返済例を解説します。
元利均等返済の仕組みと返済例
元利均等返済とは、毎月の返済額(元金+金利)が一定となる支払い方法です。

元利均等返済は、毎月の返済額が常に一定のため、ローンの支払い計画が立てやすいというメリットがある一方、返済当初は返済額に占める金利の割合が高く、元金がなかなか減っていかないというデメリットがあります。
金利というのは元金に対する比率でかかってきますので、支払い当初の元金の減りが遅い分、最終的に支払う金利は元金均等返済よりも多くなってしまいます。
以下は、ある前提条件の元で元利均等返済にてローンを組んだときのシミュレーションです。
- 借入金額:200万円
- 借入期間:1年
- 返済日:毎月20日
- 金利:3%(固定)
- ボーナス払い:なし
回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 借入残金 |
---|---|---|---|---|
1 | 169,387 | 164,387 | 5,000 | 1,835,613 |
2 | 169,387 | 164,798 | 4,589 | 1,670,815 |
3 | 169,387 | 165,210 | 4,177 | 1,505,605 |
4 | 169,387 | 165,623 | 3,764 | 1,339,982 |
5 | 169,387 | 166,038 | 3,349 | 1,173,944 |
6 | 169,387 | 166,453 | 2,934 | 1,007,491 |
7 | 169,387 | 166,869 | 2,518 | 840,622 |
8 | 169,387 | 167,286 | 2,101 | 673,336 |
9 | 169,387 | 167,704 | 1,683 | 505,632 |
10 | 169,387 | 168,123 | 1,264 | 337,509 |
11 | 169,387 | 168,544 | 843 | 168,965 |
12 | 169,387 | 168,965 | 422 | 0 |
合計 | 2,032,644 | 2,000,000 | 32,644 |
シミュレーションの通り、元利均等返済は毎月の支払い額が一定で、徐々に支払い額に占める元金の割合が増加していっているのが分かります。
元金均等返済の仕組みと返済例
元金均等返済とは、毎月の返済額の内、元金部分が一定となる支払い方法です。

元金均等返済は定額の元金を返していくため、返済当初における元金の支払い速度が速いというメリットがある一方、返済当初は支払額(元金+金利)が大きくなってしまうというデメリットがあります。
元利均等返済に比べて、返済当初から元金を定額ずつ減らしていくことができるため、最終的に支払う金利は元利均等返済よりも少なくて済みます。
以下は、ある前提条件の元で元金均等返済にてローンを組んだときのシミュレーションです。
- 借入金額:200万円
- 借入期間:1年
- 返済日:毎月20日
- 金利:3%(固定)
- ボーナス払い:なし
回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 借入残金 |
---|---|---|---|---|
1 | 171,666 | 166,666 | 5,000 | 1,833,334 |
2 | 171,249 | 166,666 | 4,583 | 1,666,668 |
3 | 170,832 | 166,666 | 4,166 | 1,500,002 |
4 | 170,416 | 166,666 | 3,750 | 1,333,336 |
5 | 169,999 | 166,666 | 3,333 | 1,166,670 |
6 | 169,582 | 166,666 | 2,916 | 1,000,004 |
7 | 169,166 | 166,666 | 2,500 | 833,338 |
8 | 168,749 | 166,666 | 2,083 | 666,672 |
9 | 168,332 | 166,666 | 1,666 | 500,006 |
10 | 167,916 | 166,666 | 1,250 | 333,340 |
11 | 167,499 | 166,666 | 833 | 166,674 |
12 | 167,090 | 166,666 | 416 | 0 |
合計 | 2,032,496 | 2,000,000 | 32,496 |
シミュレーションの通り、元金均等返済は毎月の元金支払い額が一定で、徐々に金利の支払い額が減っていっているのが分かります。
元利均等返済と元金均等返済のどちらが良いのか
これまで元利均等返済と元金均等返済、2種類のシュミレーション結果を見てきましたが、結局どちらの支払い方法が良いのでしょうか。
総支払額 | 初回支払い額 | |
---|---|---|
元利均等返済 | 2,032,644 | 169,387 |
元金均等返済 | 2,032,496 | 171,666 |
総支払額は元利均等返済よりも元金均等返済のほうが少なくなるため、一見元金均等返済のほうが良いと思われがちですが、元金均等返済の場合、返済当初の支払い額が大きくなってしまいます。
どちらの返済方法にもメリット、デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えませんが、個人的には毎月の支払い額が一定である元利均等返済の方が返済はしやすいと考えます。
元金均等返済に比べて総支払額が多少増えますが、自動車ローンの場合は3~5年程度の支払い期間が多く、そこまで支払い額に大きな差はありません。
(例えば住宅ローンなどで35年の融資を受けた場合、元利均等返済と元金均等返済では総支払額に大きな差がでます)
よって多少総支払額が増えてでも、毎月決まった額を支払っていくほうがお金の管理はしやすいのではないか、と考えました。
ただ、こればかりは各家計の状況や好みにもよりますので、どちらの支払い方法を選んでも得に大きな問題はないでしょう。
おすすめの一括査定
車を高く売るならば、安心と実績の一括査定、「カーセンサー簡単ネット車査定」がおすすめです。
- 買取業者は1,000社以上(業界No.1)
- 最大30社への査定依頼
- 一番高く買ってくれる会社がすぐにわかる
- リクルートが運営し、安心と多くの実績
- 最短90秒で申し込み完了
- 連絡希望時間帯を記載可能
正直、今の時代一括査定を使わずに車を売るのは非常に勿体ないです。
車の状態はその個別性が強く、一社だけに車を持っていくと必ず買い叩かれます。
一括査定経由だと、買取店も相場からかけ離れた安い金額は提示してきませんし、その中でも一番高い金額のところに売ることができますので、まず買い叩かれることはありませんし、誰でも車を高く売ることができます。
以下がカーセンサー簡単ネット車査定の申し込み画面です。赤枠に連絡希望時間帯を記載することもできます。

複数社から電話がかかってくるのがどうしても嫌な場合、オークション形式での売却も可能です。

オークション形式の場合、かかってくる電話はカーセンサーのスタッフ(1回)だけです。
最大5,000社がオークション形式で車を入札、一番高い金額をつけた業者と交渉となります。
一括査定のほうが高く売れる可能性は高いですが、電話がどうしても嫌な方はこちらをご利用頂くこともできます。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] (参考 自動車ローン金利の計算方法 元利均等返済と元金均等返済の違いは!) […]